住職の活動

日々の活動等を書いてます

2018年6月 5日 (火)

熊野古道散策 [2]

熊野古道二日目の朝は、早い。
宿を朝7時には出発しないと、熊野本宮大社から紀伊田辺駅行きの最終バスの発車時刻に間に合いません。今日の行程24㌔は時間との戦いですので、もし同じ行程で歩く方がおられた時のために、到着希望時間も含めて書いておきます。

まず昨日泊まった近露を午前7時に出ると、次の目標地点は「継桜王子」になります。(下写真)
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ここには「いかにも!」と叫んでしまいそうな、霊験あらたかな樹齢の大杉が迎えてくれます。パワーをたくさんいただきたいところですが、午前8時には通過しましょう。
そして、ここまでとここからしばらくは舗装路(たまに山道)が続きますが、「小広王子」あたりから再びしっかりと山道に入ります。
それとこの「小広王子」からしばらく歩くと注意していただきたいのですが、その途中からは、平成23年の水害の影響で迂回ルートを余儀なくされます。
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本日は時間との戦いでしたので、この迂回強制はかなり時間の浪費となりました。
なお、おそらく正規ルートの方は、今後も復活することは無いと思います。

その後の「蛇形地蔵」着は、午前10時40分。

「湯川王子」着は、午前10時50分。

昼食は、三越峠で午前11時30分くらいが理想でしょう。休憩は長くても15分以内で済ませて下さい。
なお昼食が買えるようなお店はこの古道区間は皆無ですから、宿の方にお願いして有料でも作ってもらいましょう。
そしてここまでは、登り下りがほんとうに目まぐるしく変わります。初日にも書きましたが、迂回も含め正に人生そのもの、という感じです。

その後、「発心門王子」に午後1時。
この時間帯にここまで到着された方は、もうご安心下さい。ここからはほぼ舗装路で、未舗装区間もとても歩きやすく整備されています。

その後の「水呑王子」、午後1時40分。

「伏拝王子」、午後2時20分。
このペースですと熊野本宮大社には、途中展望台へ寄り道しても午後3時すぎには到着できます。
Dsc08039
↑↑ 展望台ルートへは、時間の許す限りお立ち寄り下さい。

これまで人生に例えてきましたが、「発心門王子」からは正に老後です。
これまでがむしゃらに生きてきた人生をゆっくり振り返りながら、段々と目的地(熊野本宮=極楽浄土)に向かって高度を下げていきましょう。

そしてその途中にある上写真の展望台から見える景色は、正に人生の集大成を迎え、
『自分自身が何のために生かされてきたのかを、そして人生の最期を知る瞬間』
なのかもしれません。

いかがでしたでしょうか。
熊野古道・再生の地を足早に解説させていただきました。
この度は息子と共に完歩できたことに感謝しつつ熊野大社を後にしましたが、今回も色々考えさせれられた二日間となりました。
この経験が、これからの僧侶生活の糧になればと思います。

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熊野古道散策 [1]

昨日の6月3日(日)~4日(月)の二日間で、当寺院の宗派である時宗の立宗開教の地『熊野古道』の中辺路(なかへじ:滝尻王子~熊野本宮大社:行程38㌔)を、息子と共に歩いてきました。

この熊野古道という場所は時宗宗祖一遍上人が歩いた、そしてその後の熊野本宮大社に至った所で悟りを得られた、時宗僧侶にとってとても大切な聖地です。
もしかすると、一遍上人が歩かれた鎌倉時代後期当時の景色が残っているのかもしれない、と思いながら歩いていると、とても心躍るものがありました。

そしてこの古道は「再生の地」としても有名で、私はこの滝尻(胎児としての誕生)~熊野本宮大社(死=極楽往生)間は、自分自身の人生を振り返ることで再生を果たす意味があるのではないかといつも感じています。
まあそんなこんなで、とりあえずそのような二日間の行程を、このブログ内で記録としてとどめておきたいと思います。

まずは前日の夜にJR紀勢本線「紀伊田辺」駅に到着、田辺ステーションホテルに泊まりました。
翌朝、紀伊田辺駅前より出発する路線バスに午前8時ごろ乗り込み、出発地「滝尻」駅へ向かいます(運賃980円)。バスは、これを逃すともうありません。
そして午前9時ごろ、滝尻に到着。バスを下りるとすぐの橋を渡り、スタンプを集める方は『熊野古道会館』 http://www.tb-kumano.jp/kumanokodo/kodokan/ で帳面を購入(100円)し、
いざ、「滝尻王子」より出発です。
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私たちの初日の目的地は、「近露王子(ちかつゆ)」:行程約14㌔。
最初の30分は、おそらく全行程の中で一番辛い時間になるかと思いますが、ここは『再生の地・熊野古道』でいうところの、母の胎内にいる道のりですので、納得させられる区間であります。
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それからだいたい2㌔前後を目安に、下写真のような「〇〇王子」と呼ばれる目印を通過しながら(自分の人生と重ね合わせながら)、上り下り歩いていくことになります。
また全部ではありませんが、その王子や旧跡などにスタンプが置いてあり(上写真)、子供も楽しめるようになっています。(全部集めると完歩証明がもらえるそうです。)
Dsc08018_2その道中、あることに気づきます。
道の脇に、石を積み上げて作ったオブジェをたくさん見ることができるのです。
これまで私は3回、この熊野古道を歩きましたが、本物は初めて見ました。
一度テレビで観て知ってはいたのですが、それは地元に移り住んだイーデス・ハンソンという女性が、一人で始められたことなのだそうです。
現在は古道を歩く一般の方々も作り始めているようで、今は全部がその方の創作ではないと思いますが、単調な道のりを楽しませくれる日本人には無い発想が、和洋折衷の雰囲気を漂わせ和ませてくれました。

と、思っていたら息子まで作り始めました(汗)

と、まあ、初日は比較的のんびりと歩いても十分夕方には近露に到着できます(到着午後3時すぎ)ので、安心して歩いてください。
なお今日のお昼ご飯の場所は「十丈王子」がベストだと思いますが、バスに乗り込む前に必ず買っておいて下さいね。
滝尻以降でご飯を売っている場所は、皆無です。
また途中の休憩場所は、午前中は「高原熊野神社」横にある霧の里、午後は「牛馬童子」直前の道の駅が良いと思います。
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二晩目の宿は、『民宿 ちかつゆ』 https://ameblo.jp/chikatsuyu/ にお世話になりました。
とっても優しい若旦那さんと、料理がとても美味しい美人の奥様が迎えてくれました!

合掌

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2018年3月25日 (日)

平成29年度 会計監査報告

檀信徒各位

平成29年度(平成29年3月1日~平成30年2月28日)の会計監査を今月5日に行い、総代会議(24日)内において適正に処理されていることをご承認いただきました。

会計監査員:藤原税理士事務所 様

合掌

宗教法人普照院 代表役員・住職 小田義宗

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2018年2月 3日 (土)

節分追儺式

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今年はお参りや所用が重なり、『節分追儺式』は午後6時よりお勤めしました。

ですので豆まきをするころには、どっぷり日も暮れていました。

普照院のある神戸市兵庫区は、インフルエンザが猛威をふるっていますが、今のところ家族全員健康に過ごさせていただいています。

今年も良い年になりますように。

合掌

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2017年12月23日 (土)

総本山月例法話会(平成29年)

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本日、総本山で毎月行われている月例法話会の12月の講師として、神奈川県藤沢市まで行ってきました。

毎年だいたい1時間程お話をさせていただくのですが、今回のお題は、

『私にとっての時宗 私にとっての一遍上人』でした。

今回もこれまで通り一貫した、

『宗教とは生きている人間の心の安寧のためにある』

ことをテーマにしてお話させてもらいました。

特に今年のお話の内容としては、私が5年前にインドに行ってから、お釈迦様と一遍上人の共通項がどんどんみつかることの驚きを中心に、

生きている私たちが時宗の教えと一遍上人のお言葉を、どのように活かして日々を送るか、

という、文字で書くとなんだか凄いテーマのように見えるお話でした。

そして今日は自分としても、今までの中で一番納得しながらお話することができました。

今日も参加者の皆様には、色々勉強させていただき本当に ありがとうございました。

これからも日々研鑽したいと思います。

合掌

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2017年3月24日 (金)

平成28年度 会計監査報告

檀信徒各位

平成28年度(平成28年3月1日~平成29年2月28日)の会計監査を今月13日に行い、総代会議(23日)内において適正に処理されていることをご承認いただきました。

会計監査員:藤原税理士事務所 様

合掌

宗教法人普照院 代表役員・住職 小田義宗

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2017年2月 3日 (金)

節分追儺式

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今年は夕方に本堂で書道教室がありますので、『節分追儺式』は午前中にお勤めしました。

でも豆まきくらいは夕方に、小学生になって初の節分を迎えた息子にお願いしようと思っていましたら、

インフルエンザでダウン(涙)

結局、私が一人寂しく豆まきも行いました。

でも豆をまいている途中、スズメさんたちが集まってくれてにぎやかになりましたので、少し気分も晴れました。

出鼻をくじかれましたが、今年も良い年になりますように。

合掌

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2017年1月17日 (火)

阪神淡路大震災 23回忌

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今年は震災でお亡くなりになった方の23回忌にあたります。

今朝も阪神淡路大震災が起こった午前5時46分に、お寺の半鐘をつきお供養させていただきました。

ところで当寺院でのこの半鐘を打つ供養は、私の師匠である義父が私も一緒に住んでいた頃の薬仙寺で行っていたことを、私が当寺院の住職になってから始めたもので、

震災以降ずっと続いてきたものではありません。

昨年末に大晦日の除夜の鐘に関して「鐘の音が近所迷惑になる」という記事を何度か見ましたが、この震災の追悼の鐘もいつか同じように思われてしまう日が来るのではないかな、と感じるところが以前からありました。

先週から各新聞でも様々な追悼関連の記事が見受けられましが、そのほとんどが震災の風化を懸念したもので、昨日の神戸新聞の一面にも『震災後の入庁者過半数に  教訓継承が課題』とありました。

しかし時と共に忘れていくことも、また人間の性であります。

ですからもちろんお寺としては、これまで通り毎月17日には神戸の震災でお亡くなりになった方々の供養をずっとお勤めしていきますが、

毎年、この『早朝に鐘を打つ供養』は33回忌までにしようと、23回忌を迎えて思いました。

南無阿弥陀仏 為 阪神淡路大震災犠牲之諸精霊

合掌

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2016年12月24日 (土)

総本山月例法話会(平成28年)

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昨日23日、総本山で毎月行われている月例法話会の12月の講師として、神奈川県藤沢市(湘南海岸の近くです)まで行ってきました。

毎年だいたい1時間程お話をさせていただくのですが、今回のお題は、

『変革期を迎えた日本の仏教』でした。

今回もこれまで通り一貫した、

『宗教とは生きている人間の心の安寧のためにある』

ことをテーマにしてお話させてもらいました。

お話の後の質疑応答の際に、「事前に総本山HPで公表していたタイトルから、今日はこれからの日本仏教、特に時宗(じしゅう)の僧侶が町に出て辻説法のような何か新しいアクションを模索しているお話しかと思っていました。」との感想をいただきました。

確かに変革期だと私自身で言ってるのですから、私たち僧侶も新しい『何か』と模索しないといけないとも思います。

ただ私はその方に返答したのですが、

「変革期を迎えお寺の未来は混とんとしてはいますが、仏教の『布教』に関しては、今まで通りのスタイル、つまり『待つ』というスタイルが、仏教の特色だと私は考えています。

ですから新しい時代が来ても、布教に関しては仏教僧はかたくなにそれを守り続けなければいけないと思います。」と。

ただし、それが正解かどうかの答えはまだまだみつかりません。日々精進したいと思います。

色々勉強させていただき、 ありがとうございました。

合掌

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2016年3月25日 (金)

平成27年度 会計監査報告

檀信徒各位

平成27年度(平成27年3月1日~平成28年2月29日)の会計監査を今月16日に行い、総代会議(23日)内において適正に処理されていることをご承認いただきました。

会計監査員:藤原税理士事務所 様

合掌

宗教法人普照院 代表役員・住職 小田義宗

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